日頃より、弊社をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。この度、ゴーツーラボ 株式会社が営むアトラシアン製品ライセンスの販売および SI サービスの提供事業をリックソフト 株式会社に譲渡することで合意し、事業譲渡契約を締結する運びとなりました。詳細については、「事業譲渡に関するお知らせ」をご参照ください。

最強のアジャイル開発支援ツール GreenHopper

2011-10-28 (Fri)  •  By 伊藤  •  活用のヒント  •  GreenHopper

はじめに

最近は、企業内でもアジャイル開発を行う事が珍しくなくなってきました。このブログをご覧の皆様は、アジャイル開発のトラッキングやタスク管理をどのように行っていらっしゃいますでしょうか。

一番古典的なのは、アジャイルで頻出するストーリーのカードやバーンダウン チャート等を、ホワイトボードに貼付けたり、手書きしたりするというものです。この方法は簡単ではありますが、遠隔地にいる開発者は直接、内容を参照する事ができませんし、また「3 日前の状況はどうだったっけ?」というようなマネージャーの質問に回答するのも簡単ではありません。

表計算ソフトウェアを使用しているチームもあるでしょう。もちろんこれも方法の一つではありますが、表計算ソフトはもともとアジャイル開発を管理するために作られたものではありませんので、カードやチャートの作成は手作業となり、それなりの工数が発生します。複雑なマクロを組む手もありますが、こうなるとタスク管理よりツール管理の方が大変になってしまうかもしれません。

やはり、アジャイル開発の管理にはそれ専用のツールを、ということで、今回はアトラシアン社の GreenHopper という製品をご紹介いたします。

GreenHopper の位置づけ

GreenHopper は、同じアトラシアン社の課題管理ツール、JIRA のプラグイン (アドオン) として動作します。GreenHopper 単体 (JIRA なし) で動作させる事はできませんのでご注意ください。

また、GreenHopper が JIRA の課題情報を書き換えたり、新しいデータを JIRA 課題に追加する事はありません。あくまで、JIRA のタスク情報を、アジャイル開発に適した形で表示する、インターフェイスのアドオンとお考えください。

このようにご説明すると、「なんだかたいしたメリットが期待できなさそうな製品だなぁ」という印象をお持ちになるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。これから、アジャイル向けに徹底的に考え抜かれたインターフェイスが、いかに開発効率の向上に貢献できるか、実際の画面を交えつつご説明いたします。

イテレーションごとに課題の整理ができるプランボード

最初にご紹介するのは、プランボードという機能です。プランボードを使う事で、それぞれのイテレーションに関連づけられたタスクを、カード上に表示して閲覧する事ができます。

GreenHopper のプランボード画面

このスクリーンショットでは、”5.0″ というイテレーションに関連づけられたタスクの一覧が表示されています。カードを クリック することでタスクの詳細情報を見たり、ドラッグ アンド ドロップ で別のイテレーションと関連づける事も可能です (例えば、現在のイテレーションで行う予定だったタスク、次のイテレーションにまわす場合等に使えます)。

また、イテレーションには階層構造を設ける事もできます。例えば、バージョン 2.0 という大きなプロジェクトを設定しておき、その下にイテレーション 2.1、2.2 と作成をしていく事で、よりプロジェクトの管理がしやすくなります。

さらに、スクリーンショットが見づらく恐縮ですが、”My Issues” をクリックすれば自分が担当しているタスクだけを、また “Only Pending Issues” を選べば処理中のタスクだけを表示すると言った事もできます。この辺りの柔軟さは、専用ツールならではであり、手書きや表計算ソフトではこう簡単には対応できないでしょう。

タスクの進捗状況を確認、設定できるタスクボード

次にご案内するのは、タスクボードです。これは、それぞれのタスクをカード上にし、ステータスごとにまとめたものです。

GreenHopper のタスクボード画面

上のスクリーンショットにある通り、”To Do”、”In Progress”、”Done” という 3 つのステータスに、それぞれのタスクが分類されています。タスクのステータス変更は、ドラッグ アンド ドロップ で行えます。例えば、To Do の状態にある課題を In Progress に移動すれば、その課題のステータスは In Progress に変更されます。

このボードを利用して、それぞれのイテレーションごとに、現在のタスクがどれくらいあって、それらはそれぞれどのようなステータスにあるのかということが一目で把握できます。さらに、「自分が担当しているタスクのみ」や、「自分が作成したタスクのみ」を表示させると言った絞り込みも簡単です。

現在のプロジェクトの状況が分かるチャート ボード

冒頭にも書きました通り、バーンダウン チャートはアジャイル開発でおなじみのものですが、GreenHopper ではチャート ボードからバーンダウン チャートを利用する事ができます。

GreenHopper で作成したバーンダウン チャート

こちらは、作業工数を基準にしたバーンダウン チャートです。タスクに登録されている作業時間の合計の推移が緑色の線で、今後進捗すべきガイドラインが赤色の線で示されています。さらに、見積もり精度や、日々作業しなくてはならない時間の目安等もわかります。

ここでは、作業工数が基準になっていますが、タスク数を基準にする事もできます。また他のチャート同様、計算に入れる要素を細かく設定できます。例えば、自分のタスクだけのバーンダウン チャートを見る事も簡単です。

まとめ

ここまで、GreenHopper の基本機能を紹介いたしました。手作業や、表計算ソフトだと時間のかかる情報が、GreenHopper を使えば一瞬で取得できる事がお分かりいただけたと思います。GreenHopper は、10 ユーザーまでの小チームでの利用なら、JIRA と合計でなんと 2,000 円 (税別) で利用する事ができます。

GreenHopper について詳細を知りたい方、デモをご希望の方は、是非弊社までご連絡ください。ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

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